上司を冷静に分析しよう

先日、営業会議で部課長と話す機会があったのですが、その時に何かの話の際に企画部の課長から「クロロもマーケティングをもっと勉強すれば色々とわかるよ」といったようなことを言われました。

まあ、部課長ともなればセミナーや様々な会議に参加することにより、店舗内でお客様と接客したり、ホルコンを見ながら釘や設定をいじっている社員よりも、圧倒的に交友関係は広くなるし知識も付いてくると思われます。

ただし、どうなんでしょう。
私はその課長にマーケティングというか“稼ぐ”という分野において負ける気はまったくしないんですよね。

私も以前は、上司を越えたくてとにかく知識を付けようと思った時期がありました。

でも何から勉強すれば良いのか分からなくて、TUTAYAで買った「最新マーケティングの教科書」という本を読んで主要ポイントをノートに書き写していました。

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ちょうどその時は、職場でパワハラを受けていたので「絶対に上司を越えてやる」という想いでがむしゃらに勉強していました。

とにかく上司が知らないような知識を身に付けて、仕事に活かして上司を越えてやろうと思い、休日はスロット稼働の合間にマックやモスで勉強をしていました。

しかし、当時を振り返るとそのようなマーケティング言語や理論を知ったところで、ほとんど何の役にも立っていなかったと感じます。

ユーザーイノベーション、インバウンドマーケティング、O2O、ビックデータ、データサイエンティスト、ゲーミフィケーション、エスノグラフィー、アンバサダー、ネイティブ広告、DMP、キュレーション、ウェアラブルデバイス…

そのような用語を知ったところで稼げるのかって話なんですよね。

恐らく、多くの企業の部課長はそういった知識をインプットしているとは思いますが、そこからそれをどれくらい活用(アウトプット)している人がいるのかが疑問です。

もちろん、部課長という立場ですので色々と何かを発信できる立場にいる意味でアウトプットする機会が与えられているわけですが、所詮は雇われのサラリーマンであり自ら出資して商売をしているわけではありません。

まとめると、あらゆるマーケティング知識はインプットしただけではダメでアウトプットして初めて自分のスキルとなります。

それをネットビジネスに置き換えると、私は自分でサーバーやメールスタンドと契約して、その他のカスタマイズに関してはその道のプロと契約しそちらの業務を任せることによって、私は記事の作成のみに集中しています。

その上で、どのような記事が好評だったのか、各記事の更新の順序はどうすべきか、どのようなタイトルであれば多く検索されてアクセスが上がるのか、どのようなトップページであれば訪問者は目的の記事を探しやすいのか。

といったことを結果を見て仮説を立てながら運営しています。さらにそれらをより効果的に行う為にも、サイト検索や情報商材の購入による情報収集。その他、各分野のプロとの情報交換などにも時間とお金を使っています。

つまり、全て自分で出資した上で、アクセスを上げて固定読者を増やし収益を得るといったマーケティングのアウトプットを日々行っているのです。

それは言うなれば、会社という組織の中でセミナーや会議に参加している程度の部課長よりも圧倒的なインプットとアウトプットを行っているというわけであり、それが私が「その課長にマーケティングというか稼ぐという分野において負ける気はまったくしない」と思った理由です。

これはネットビジネスに限らず、スロットやせどりなどあらゆる分野にも共通します。

スロットで勝つための知識を身に着けたところで、スキルを習得したことにはなりません。

知識を習得(インプット)して、実際に立ち回って稼働する(アウトプット)ことを繰り返すことによって初めてスロットで稼げるというスキルを習得できるわけです。

話を部課長に戻します。

そもそも私の会社の部課長はほぼ100%が養分です。
全店の営業戦略を担う課長でさえも養分です。
(まあ、お客様のほとんどは負け組なので、それを相手に商売するとなると負け組の気持ちが分かる人が営業をやった方が向いているという見方もありますが)

一方、スロットやせどりで稼げる人は、その時点で稼ぐための原理原則を理解しているということになります。
そういった人は平社員であっても、もっと会社内でも実力を発揮できる可能性があるものだと思っています。

そして、上層部の人たちの中には稼げるスキルがないにも関わらず、なぜ部課長という立場にまで出世しているのかというと、それは人間関係におけるスキルが高いからです。

会社内では稼げるスキルよりも人間関係を構築する人間力(言い方を変えると世渡りが上手いということ)が大きな評価の対象となります。

その結果として、すべてがそうだとは言いませんが上層部には人間力だけで何もできない人間が居座ってしまうという図式ができるわけです。

私は上司を過小評価することを進めているのではなく、何がすごくて何が劣っているのかを冷静に判断すべきだということを言いたいです。っていうのも上司も自分も同じ人間なわけですからね。過大評価して全てにひれ伏す必要はまったくないです。

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