伝統と合理性
第39回日本大相撲トーナメント大会を見た。
相撲に関してはあまり興味がないので、たまたまテレビを付けた時に放送していたという以外では観戦することはほぼない。
しかし、相撲というスポーツがいかに非合理的であるかということを見れば見るほど考えてしまう。
スポーツの意義
基本的にスポーツをやるからには健康になるべきだと思っている。
そして、あらゆるスポーツが生まれた理由もそこに“楽しさ”であったり“肉体的な心地よさ”や“人体への健康の影響”があったからこそのものであると思うし、それがそのスポーツを支持する人が存在する理由だと思う。
もちろん健康とはいえスポーツに怪我はつきものだ。
スポーツによっては骨折する場合もあるし捻挫になったり脳震盪を起こす場合もある。
ただし、偶発的に起こる怪我は別として基本的にそれをやることによって健康的になれるのがスポーツであるべきだ。
しかし、相撲を見てみるとどうだろうか?
暴飲暴食して無理やり体重を増やす時点で相当健康に悪い。
さらにその結果、身体は脂肪で塗り固まれており生活にも多くの支障が出る。
さらに髷を結うという行為も相当頭皮に悪い。
別に髷なんてあってもなくても関係ないと思うのだが、髷がないと相撲の取り組みができないほど重要なものである。
そして、廻しの存在も相当身体に悪いと思われる。
中学生の時に見たシコふんじゃった。 という映画で、廻しを付ける場面があるのだが、股間が相当締め付けられるらしく男性器に激痛が走るような描写があった。
つまり、相撲というスポーツは伝統という名目で、スポーツでありながらも不健康なことを沢山しているのである。
別に伝統にこだわらなければ髷のシステムをなくしたり、廻しではなく他の何かを代わりに使うことも可能なはずだ。
しかし、伝統という大義名分で体に悪いことを沢山している。
これは相撲に限った話ではなく、仕事や習慣においても伝統的な物には何かと非合理的な多かったりする。
とりあえず、何事においても“伝統”という言葉を聞いたら警戒した方がいい。
シコふんじゃった。
まあ、相撲に興味はないがこの映画はすごく面白かった。
冷めた空気の中に存在するギャグであったりシュールレアリズムのセンスが光る。
みんシネでも7.46点という高得点を叩きだしているがそれも頷ける。
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