吉野家・すき家・松屋【チゲ対決!!】

チゲ
チゲは、キムチや肉、魚介類、豆腐などを出汁で煮込んだ、朝鮮半島の鍋料理のひとつ。
-Wikipediaより-

チゲ鍋が大好物である私にしてみれば、吉野家・すき家・松屋が競ってチゲメニューを揃えている今の時期は、自然とこの3店舗への来店頻度が高まる。
そこで、3店舗全てのチゲメニューを食べ尽くした私が、3店舗の中でどのチゲが最も高評価だったのかを書いていこう。

吉野家 牛チゲ鍋膳

4015
並盛 630円
大盛 730円

私はサイドメニューで生卵と納豆を毎回付けている。
生卵は熱い鍋の中に入れてある程度時間が経つとほどよい食感に煮え立ってくる。
これが非常に絶品なのだ。
また、納豆に関してはそれほど大好きというわけではないのだが健康の為に頼むことが多い。

一方、今メニューについて説明させていただくと味・ボリューム共に最高の評価と言える。
肉の量も沢山入っているし、白菜や玉ねぎを始めとしてうどんまで入っている。
そして、スープも味・辛味ともに良く腑に落ちどころがなかった。

特に具材で最も気に入っているのは玉ねぎである。
シャキシャキしており歯ごたえがよくチゲと良く合う。

以上。評価は文句なしの5点満点。
去年と今年を含めて累計10回以上食べている。

評価:★★★★★

すき家 豚肉豆腐チゲ鍋定食

4014
ご飯並  600円+税
ご飯大盛 630円+税

すき家といえばキムチ牛丼が代表的であり、もともとキムチはすき家のお家芸であると言える。
そうなると当然、今メニューにも期待できるわけだが吉野家の牛チゲ鍋膳と比較するとどうにも淡白さが目立つ。

それほど濃厚でないスープにキムチを入れることによってキムチそのもの味をスープの味として楽しめる内容になっているのだが、それが結果としてスープの味にムラを産んでしまっている。
一方、具材においてでは肉の量が多く、豆腐も健康セットで使用されている豆腐一つがそのまま入っておりボリュームはあるのだが、これも何とも淡白。単に、具材をぶち込みました感が否めない。
吉野家の牛チゲのように様々な具材での味の広がりを楽しむことはできないし、すき家特有の粗さが目立ってしまっている。

肉のボリュームを重視するのであればアリだが、私からの評価は星2つ。

評価:★★☆☆☆

松屋 豆腐キムチチゲセット(プレミアム牛肉使用)

4011
530円
※ご飯大盛り +60円

3店舗の中では最も値段が安い。
しかし、その内容は値段以上に安っぽかった。

まず、プレミアム牛肉使用とあるのだがその肉が3切れくらいしか入っておらず、ボリュームに欠ける。
ましてや吉野家とすき家のチゲ鍋では相当量の肉を使用していることもあり、それと比較してしまうとかなりのマイナスイメージ。

一方、豆腐の量は3店舗中最も多いので豆腐好きであれば満足のいく内容といえる。
まあ、実際に豆腐キムチチゲセットといったように“豆腐”がタイトルに来ているので、内容もそれに伴っておりそれに嘘偽りはない。

さらにスープの味も非常に良かった。
吉野家の場合には元々のスープの味に加えて様々な具材が味に深みを加えていたのだが、今メニューではスープそのものの味が良く、我を忘れてスープをひたすら飲み干す自分がいた。

欠点としては吉野家とすき家は鍋なのに対して、松屋の場合では器であるということ。
鍋の場合には食事中も火で温められているので、常にスープが熱い状態で楽しめるが松屋では単に器に入っただけなので冷めるのが早かった。また、サイドメニューで生卵を頼んだのだが、卵を器に入れても温められていない為に結局生のまま食べるハメになってしまった。

以上の理由から星2つ。
やはり、肉のボリュームが他店に比べて圧倒的に少ないところが大きなマイナスポイント。

評価:★★☆☆☆

吉野家・すき家・松屋 チゲ対決!! 総括

今回は吉野家の圧勝。

すき家と松屋は吉野家よりも圧倒的にメニューが豊富なのだが、逆に厳選されたメニューであるからこそ吉野家のメニューはクオリティが高い。
それは考えてみると当たり前で、極端な話、30種類のラーメンを扱うラーメン屋とうちでは味噌しかやっていませんというラーメン屋では、味噌を食べるのであれば後者の方が美味しい可能性が高いってことです。

沢山の種類を扱うということは様々な客のニーズに応えることができますが、一つ一つの精度はメニューを厳選した店のほうが信頼性がありますね。

そして、最後に一言
「吉野家さん。どうかチゲ鍋膳をオールシーズンの定番メニューにしてください」

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